謹んで新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のご愛顧を賜りまして厚く御礼申し上げます。

昨年は、世界的な物価高騰により畜産業界も我々も大きく影響を受けた一年でした。

原油の高騰、円安情勢等の長期化により物価高騰が続いており、日常生活への影響は大きなものとなっています。配合飼料の製造に関わる原料や配送運賃も値上がりし、製造コストが増加するなど我々飼料会社へも例外なく影響がありました。

飼料価格は、令和６年１-３月期の価格が令和４年７-９月期以来、６期ぶりの値上げとなりました。燃料費・資材費・配送費・労賃などの値上がりもあり、生産者の皆さんの負担増加が懸念されます。

こうした環境の中で、弊社は主要販売物である配合飼料の価格を少しでも引き下げることができるよう、今まで以上にコスト削減を心がけなければならないと考えております。また、生産効率の引き上げにつながる原料の発掘、技術の研鑽にも努力してまいります。

令和６年４月１日には、ＪＡ全農ホールディングス株式会社と当社を含めたくみあい飼料４社が合併し、「ＪＡ全農くみあい飼料株式会社」が新たにスタートいたします。地域ごとに強化してきた飼料会社の機能、ノウハウを活かし、これまで以上の飼料品質、営農サービスの実現に取り組んでまいります。

畜産農家の皆様に安全安心な配合飼料を安定供給すべく、ＪＡ・経済連・全農（県本部）・系統関連会社と緊密に連携し、畜産物の生産性向上、畜産基盤維持・拡充、コスト低減等に役員社員一丸となって取組み、生産者の皆様の経営安定に寄与していく所存でございます。

どうか本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、生産者の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。